like a devout prayer

今日はお昼に上野の森美術館「Art of our time」展に行ってきました。
「美術」を理解できるかは全くさておき、私は美術館という静謐な場所がとても好きです。
無宗教、あるいは古代の人々よりもずっと八百万の神を信仰する現代人である私が書くのはおこがましいことにも思えますが、静かな美術館は多くの観光客でごったがえす休日のお寺の境内よりもよほど「祈り」を感じる空間に思えます。
美術がある意味で神への供物であったころの名残、あるいはアーティストのそれぞれの作品に託した思い(主張)によるものでしょうか。
そんな中で印象に残った作品はLEE UFANの「Dialogue」。
白いキャンパスの中央にグラデーションがかかった銀色の四角形が配置されていました。対話における余白を表すようなその「白」が頭から離れないのでした。