telephone

ただいまコーチングをするにあたって、本当にきれいな声はよりきれいに、人の小さな声や呟きやそれ以外の音声もよく聞きとれる音質のよい電話機を探しているところです。(初期費用がそれほどたくさんかかるということはないのですけれど、資金面でも当面別途努力しなくては。)

Pioneer以外の日本のメーカーの電話機はプラットフォームが共通なのでは、と思うほど姿が似ている。色についても本当に白基調のものが多く、それ自体は優しい印象を与えるけれど、電話に関しては均一であって、黒色のアナログ電話のアンチテーゼの名残なのかと推察してしまうほどだ。消費者がこんな電話がほしいと言って企業が作った結果の電話であったり、あるべき電話像はこの形という提案なのであれば仕方ないことかもしれないけれど、ここまで均一であると同時偶発的だとは説明することは困難であると感じる。
私のように音質重視の買い手は少数派なのかもしれないけれど、音質についての説明もそれが基本機能の製品であるにしては極端に少ないと思われる。一般のお客さんであっても通話音質を理解して安心して買いたいと思う人はいると思うけれど。量販店では、液晶テレビなどは映りを比較できるのに対して、電話機の場合もたくさん「ディスプレイ」してあるものの、「ちょっと実際の音を聞いてみませんか。」「話心地を確かめてみなせんか。」といってくれる販売員の方はいなかった。日本の電話機はいずれも高品質という共通理解があるのでしょうが、どれもほとんど一緒だと暗に言われてそれを買うのはなんだか寂しい。どんな電話がほしいか聞かれて店員さんが店の奥から2,3持ってくる方がよほどわくわくするのだけれど。電話も遠くからみれば文化のようなものが端的に顕れてしまうものかもしれません。
各社の電話機とそのカタログを読み込んでみた日本のメーカーの製品への個人的な所感(とくに目についたもの)は下記の通り。
Panasonic;録音機能が充実。使いやすい機能が積み上がってできている印象。骨伝導対応機(GP05DB)有。
SHARP;PCやネットワークに接続したり、プリンタとして活用できる機種有。
brother;使いやすいFAXのついた電話機。
Pioneer;固定電話でもコードレスが充実。
なお日本製以外に確認したのは下記の通り。
BANG&OLFSEN;企業の受付でよく見受けられる電話機。北欧製だからとてもデザインがよいとは思わないものの、日本で唯一販売しているのは通話機能とリダイヤルと登録機能のみという思い切りのよいシンプルなモデル(BeoCom1401)。日本橋のある店員さんの話によると外神田の店舗では通話も体験できるとのこと。

追伸。関東南部に有るさいたま市もとても賑やかな蝉の声が家の内側まで響いてきます。なんだか妙に清々しい。世紀単位でみた温暖化と10年単位で知る冷夏のかけ算をどう体感するものかすこし分からないけれど、それでも暑く感じます。ともかく今はエアコンをつけずに過ごす中、少し眠くなってきました。(夜は目がとても冴えてしまうのだけれど。)