a strange riddle at night.1

深夜の眠りになぞなぞをお一つどうぞ。

今を見ているようで、歴史も見ている。
カーリングストーンのようにはじきはじかれて在るようで、重なっても存在できる。
入力のレンズと出力のレンズを持ち、かつ纏う鏡に遥か外界を映す。
物理的あるいは心理的に近くの他の個体に影響を受けたり、与えたりする。
物理的に近くの個体から発せられる光を受けつつ、その屈折率や一定期間の変動率、強弱を鑑みてその前の光の在り方や遥か星雲の動向も知る。
星雲をぐるりと眺めて、自分たちの位置とこれからを考える。
星雲の中に見える恒星のひんやりと優しい瞬きに目をみはる。
遥か向こう氷上の踊りにみな琴線が共鳴する。
澄んだ明かりに照らされながら、内側で光を作り、発する。
予め定義されるが、再定義もできる。
内側からの光で未来を探る。
外側から受ける光と内側から発する光がとける曖昧で保護された柔らかな境界を持つ。
共時性を持ちかつ同時進行する。

さてこれはなんでせう。



こたえ。ourself、あるいはself(自我)。