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A fruit tree at the base of mountain.21.

森をめぐる丘の街、この世界のかた隅で、葉っぱのジョルジョは、世界の端っこの集まりが世界であることについて想いました。 昨日の怪物は明日の怪物かもしれず、この街の事件は、かたちをかえて、やはり別の街や村の事件にもなりうることについて考えました。葉っぱは気づくと、あらしや怪物、イグナーとの闘いで、第三の目が磨かれ、からだが頑丈になっていることに気づきました。この心と腕で、小さなボンボンをつくってみよう、そうしてこの不可視の闘いの果実を他の街や村、森にいる誰かに届けようと葉っぱは思いました。それはけっして蓋でも柵でもなく、土をつくるものがよいのです。土はやがて苗を育むことでしょう。中身である必要はありませんが、中身を育てるものになることは大切なのです。葉っぱはできたボンボンを口にいれると、苦みや渋み、甘さがそれぞれあるようでしたが、少しずつ作っては様々な包みにそっとつめていきました。