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A diary20150324

桜が開花しました。関東でも。

花冷えで少し寒いですね。

皆様、おかわりないでしょうか。

 

持ち歩くペンケースにはいつも三本のペンを必ず入れています。モンブランの「マイスターシュテック」、アウロラの「イプシロン」(イエロー)、デルタの日本限定品、「アルドーレ」。いずれも(メッキ加工ではなく)ボディーにレジン(樹脂)が使われていて、丈夫で長持ち。なかでもアルドーレ。モンブランやデルタの代表モデル、「ドルチェビータ」に比べれば、重厚でもなく意匠面で凝ってもいません。書き味は堅めでガリガリしていて、漢字を書くことを想定して開発されている日本製の同価格帯のペンの細やかさに及びません。それでもレジン製のボディーの色あい。アルドーレ(”Ardore”)がイタリア語で「情熱」というのも頷けるほど作り手の気あいを感じるのです。普段はつい凝ってしまうので、衝動買いはしないのですが、いつもチェックする店頭でこの限定品を一目見てきめてしまいました。日本製でも同様のものがみつかるとよいのですけれど。

 

大塚家具の経営をめぐる問題が話題になっています。インターネットが普及した現在でも、スマホやPCなどのインターフェースには限界があって、服や文房具や家具などの色みや感触といった質感までは普通なかなか伝わりません。やはり実地にいってみてみないとなかなか決めづらい。そこに実際の店舗の存在意義があるのでしょう。気軽にいって、見て、触って、はじめて製品のよさが分かるのだと思います。ものの価値を理解する消費者の存在があってはじめて価格の維持も成り立ちます。企業競争力の源泉が店舗の担当営業制にあると解釈するならば致し方ありません。けれど、「会員制」などといわれて、個人情報や希望品目を記入して、担当に貼りつかれて求める品目を額面通りに探してもらうことは個人的には遠慮したい気持になります。チラシ形式の広告をまくこと、事前登録制かつ「会員価格」が通常の価格であること、会員数やサービスに一定の上限が設定されるものではないこと、高価格の家具の買い換え頻度やアフタサービスの必要性と度合いを考えあわせると、このビジネスはリピーターを大事にする普通の会員制とは異なると思われます。その意味ではやはり、人口及び世帯数の増加の時代にあった手法であったのでしょう。けれど取引を成立させる手段としては有効。この手法をとらないとしても、ぜひその店で(かりに注文するのがネット経由でも)買おうという動機が生まれることが売り手、買い手双方にとって望ましいのでしょう。動機自体は「もの」であっても「体験」であってもよいはず。イケアやニトリなどの製品は、低価格であるというだけでなく、OEMあるいはPB形態の商品で、最高品質でなくとも一定の質が確保され、同種の製品とすこし比べにくいことがこの意味でも効果を発揮していそうです。ニーズの判断に基づいて変わろうとすることには(将来像が見えにくい状況では)社内の抵抗も大きいことでしょう。企業間取引の他には、大塚家具の「信用力」で、気軽に店舗に寄ってもらい「中価格帯」の製品のよさを消費者側に理解して購入してもらうことを目指すようです。そこで、イケアやニトリをはじめとする競業他社に対抗して、ここでしか買えない、買わない、という工夫は何になるのかについても関心が湧きます。

 

このブログのお花見は来週になります。

 

*関連リンク デルタ社輸入代理店(日本)

http://diamond.gr.jp/brand/delta/ardore/