2011-01-01から1年間の記事一覧

The simple tales to hold the earth by its tail.15.a strange green apples farm.

昔々、遙か西の国の港を巡り、やがて未知の南の国を目指したという船団が、小高い丘と坂の多い港町に寄港したあと、暁に遙か遠く洋上へ向けて帆をはり、今日も尚秋から春にかけて大陸沿いにひんやりと冷たく吹く風にのってしばらく航海していた頃のことです…

季節花日記〜その七(京都平野神社)〜

季節花日記〜その六〜桜(京都仁和寺)

季節花日記〜その五〜桜(京都清水寺)

The simple tales to hold the earth by its tail.14.a strange sunflower "forest".

昔々、遙か西の国の港を巡り、やがて未知の南の国を目指したという船団が、小高い丘と坂の多い港町に寄港したあと、暁に遙か遠くの洋上へ向けて帆をはり、今日も尚秋から春にかけて大陸沿いにひんやりと冷たく吹く風にのってしばらく航海していた頃のことで…

The little garden in a village around space.6.

明るい光は南西の方から、宙空を行きかう飛行船の速度よりもずっと早くぐんぐん進み、塔のたもとを通過して、塔のてっぺんまで明るい色に塗りなおすと、やがて北東の方角へと広がっていきました。キプロスは塔の部屋の窓辺に立って、この朝の風景を眺めてい…

お見舞い申し上げます。

この度の震災に被害を受けられた方々にまずお見舞い申し上げます。 日本中をおおうような震災への衝撃と痛みが、一瞬の衝動や安心を安易に求めることよりむしろ、今後の復興のながい歩みのほうにこそいかされますように。

The simple tales to hold the earth by its tail.13.a strange forest watch.

昔々、遙か西の国の港を巡り、やがて未知の南の国を目指したという船団が、小高い丘と坂の多い港町に寄港したあと、暁に遙か遠くの洋上へ向けて帆をはり、今日も尚秋から春にかけて大陸沿いにひんやりと冷たく吹く風にのってしばらく航海していた頃のこと、…

The little garden in a village around space.5.

老人とキプロスの静かな、けれど和やかな夕食は、ゆっくりと進んでいきました。老人やキプロスが、微笑したり、頷いたりするたび、部屋のいろいろな場所のランプに照らされた柔らかな影はフルフルと動き、しばらくするとまたふんわりと優しいあたらしい形を…

The simple tales to hold the earth by its tail.12.a strange ark.

昔々、遙か西の国の港を巡り、やがて未知の南の国を目指したという船団が、坂の多い港町に寄港したあと、暁に遙か遠くの洋上へ向けて帆をはり、今日も尚秋から春にかけて大陸沿いにひんやりと冷たく吹く風にのってしばらく航海していた頃のこと、丸くはずむ…

The simple tales to hold the earth by its tail.11.a strange carriage.

昔々、遙か西の国の港を巡り、やがて未知の南の国を目指したという船団が、坂の多い港町に寄港したあと、暁に遙か遠くの洋上へ向けて帆をはり、今日も尚秋から春にかけて大陸沿いにひんやりと冷たく吹く風にのってしばらく航海していた頃のこと、丸くはずむ…