音の風景

今、近くの小学校の合奏が聞こえています。

運動会でしょうか。
練習の時からなのですが、指揮棒の遅れの為か、あるいは音を出すことへの躊躇いや他の生徒への同調によるものなのか、少しづつ後ろにずれたまま音が刻まれます。

しかしこの演奏、かえって温かで柔らかく感じられます。きっと小学生が一生懸命に演奏する姿を暗に想像してしまうせいでしょうか。

幼い頃、自分の笛のだすあまりの調子外れな響きにすっかり閉口したことを思い出して懐かしい気持ちになりました。