小寒の候、皆様いかがおすごしでしょうか。

 

1月もはや中旬に近づき、各世代の仕事は本格化するとともに、小・中・高校生にとっては受験の時期を迎えています。

新型コロナウィルスの感染者数は、12日(水)付で、東京2,198人、大阪1,711人を中心に、全国で1万人を超える数字となりました。

 現時点では、感染者数の増加に対して、重症化する患者の増加は鈍く、感染力の強さに比べて、病原性はさほどではないという声もあります。

 しかし、感染者数の増加は、医療をはじめとする社会的インフラに確実に圧迫しているようです。憂慮される状況です。

 デルタ株から、オミクロン株への「置き換わり」が指摘されることはありますが、感染については、周知の通り、場(←3密回避とくに換気)・アクティビティ(←飲酒やカラオケなど呼気を多く出すことへの対策。マスク等。)・人数に依存します。

 現在、新型コロナの実効再生産数は約5倍で推移。拡大期であること、正月を境にした時期であることは考慮されますが、日本の世帯における人数(2021年で全国平均2.27人/総務省)を大きく超えています。(経済・社会活動全体を守ることはとても大事ですが)飲酒などの嗜好品を、飲食店その他の場に方々から集まって、摂取することは、消費者側からも、場をよく吟味、考慮し、安全が確認されない限り、控えざるを得ない状況になってきていると思われます。働く側にとっても、脅威は同様でしょう。(対策のとりにくい、例えば狭く、かつ仕切りや換気しにくい)飲食店等には非常にお気の毒ですが、オミクロン株はじめ新型コロナウィルスは、その「かたち」が、社会・市民にとって、病原性の強弱問わず、短期的にも長期的にも「非常に割に合わない」と言わざるをえません。ピークアウトはウィルスの性質そのものよりむしろ、市民の行動の変容および対策の総和だと思われます。(重症化を防ぐため)ワクチンの追加接種や治療薬の円滑な供給においても、引き続きの前倒し等も求められます。

 

皆様、どうぞ健やかにおすごしくださいませ。